I'm my boss!<私のボスは私> 藤木美奈子のSEP活動 

このブログはSEP(自尊感情を高めるプログラム)についてのお知らせと、藤木美奈子のつぶやきを皆さまにお届けするブログです。「育ちの傷」に悩むあなたや、効果的な対人援助を求める支援者にお届けします。
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当事者向けSEPプログラムに参加された方のご感想

先日、当事者向けSEPに参加された女性(Yさん)からのプログラムのご感想をいただきました。

育ちの傷から長年、対人関係や職場での対人関係に苦しんでこられた、Yさん。

藤木の著書からSEPに強く関心を持たれ、プログラムを受講いただきました。

以下、いただいたご感想をご紹介させていただきます。

 

 

ソーシャルスキルはなぜ必要なのか?

頭ではわかっていたつもりでも、まったくわかっていませんでした。

自分を守るため、自分が損をしないように、なのに、反対の事ばかりしていたような気がします。

表出、獲得過程に原因があって、私のせいではなかったのですね。

心が軽くなった気がします。これからどんな自分に変化するか楽しみです。

最初は少しドキドキもしましたが、今はここに来て学ぶことができて良かったと思います。

何故生きづらく、人と関わることが苦手だったのか順を追って理論的に説明して頂いて、

ストンと心に落とすことができました。

定着作業をする事によって日ごとに心が軽くなるのがわかりました。

ずっと継続していきたいと思います。

 

 

しんどい思いをしてきたのは「自分のせいではなかった」。

これこそが何よりも一番気づいてほしいことです。

Yさん、ご参加いただき、ありがとうございました。

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読売新聞に掲載されました

読売新聞(九州版)に藤木の活動に関する記事が掲載されました。

以下、平成29年6月26日(月)付 読売新聞より転載

 

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面前DV こころの痛手 成人後も

経験者「物音、毎日ビクビク」

警察から児童相談所への通告が急増している「面前DV(ドメスティック・バイオレンス)」。幼い頃に心に傷を負った人は、様々な困難と向き合いながら、周囲に支えられて、懸命に立ち上がろうとしている。(後田ひろえ、写真も、本文記事一面)

 

■死ばかり考え

「物音にもビクビクしていた毎日。死ぬことしか考えていませんでした」

 福岡県内に住む会社員女性(32)は、物心ついた時から、父の母に対する暴力におびえ続けていた。

会社員だった父は、毎日のようにパチンコに行き、負けると酒を飲んで暴れた。「貴様!」とどなり声を上げて母を殴ったり、食器を投げて割ったりした。母はされるがままで、幼かった女性は自室で布団に潜り込んで、じっと耐えていた。近くの祖父母の家へ母とともに避難したこともあり、ランドセルだけを持って自宅を飛び出したことや、母の手が震えていたことは今も覚えている。

女性は、父の暴力が始まると、パニックに襲われて呼吸が困難になった。物音に敏感になり、中学生の頃、トラックのクラクションを耳にして、その場に倒れ込んだ。食器をテーブルに置く音にもおびえた。

学校の同級生らと友人関係を築くのが苦手で、趣味や好きな食べ物を聞かれても答えることができなかった。生きることに楽しさを見いだせず、「いつ死のうか」と、そんなことばかり考えていた。

 

■対処法を習得

 約3年前、勤務先の同僚に誘われて、困難を抱えた女性らの自立を支援する一般社団法人「WANA関西」(大阪市)の講演会に足を運んだ。代表理事の藤木美奈子さんは、幼少期にDVを目撃することがトラウマとなり、生きづらさにつながることを伝えていた。「私のことだ」。会場で配られたアンケート用紙に、それまで胸の奥にしまい込んでいた思いの丈をつづった。

 講演会がきっかけになり、藤木さんの支援を受け、困難に直面したときの対処法などを身につけるプログラムに取り組んだ。今は実家を出ており、同僚や友人とも良好な関係を作ろうと意識するようになった。物音に反応しても、「大丈夫」と自らに言い聞かせることで、パニックに陥ることはなくなった。

 「DVを目撃した子供が心にどれだけ深刻な傷を負うのか、多くの人に気づいてほしい」。女性はそう訴える。

 

対人関係築く力に影響

 米ハーバード大と共同で、面前DVが脳に与える影響を研究していた「福井大子どものこころの発達研究センター」の友田明美教授(小児発達学)によると、幼少期に親同士のDVを目撃し続けた人は、脳の視覚野が小さくなる傾向にあるという。

 外部からのストレスに耐えられるよう、脳が視覚を通した情報量を減らそうとすることが原因とみられ、その影響で、面前DVの被害者は、他人の表情を理解しづらくなり、対人関係がうまくいかなくなるなどの課題を抱えやすくなるという。

 友田教授は「面前DVの被害にさらされている子供たちに社会全体で目を向けて、支援機関につなごうと努力することが大切だ」と強調する。

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関西いのちの電話 講演報告

去る6月18日、関西いのちの電話事務局主催の電話相談員向けの研修で講演を行いました。

 

講演テーマは、「親に壊された心の治し方」

 

今年の1月に新刊本を出版し、このタイトルで初の講演で、

休日ではありましたが、たくさんの参加者の熱気でムンムンした会場での研修となりました。

いただいた感想のいくつかをご紹介させていただきます。

 

 

電話相談の中で、生きづらさを感じている方が多くいらっしゃる。そして、ひとりの人の中でも、

その生きづらさは、人間関係、子育て、夫婦関係と、いろんなところで感じている。

どうして一人の方にこんなにも不幸がおおいかぶさるのかと不思議に思っていたが、今日の学習で、

その意味が分かったような気がする。また、電話相談での具体的な言葉かけまで教えていただき、

とてもよい研修でした。ありがとうございました。(Aさん)

 

 

「自尊感情」を高める方法、しくみを学ばせて頂き、客観的なものの見方ができることの大切さ、

意欲を高める大切さ、これが大切ですね。尚、薬だけにたよらない事の大切さも、はじめて伺いました。

相談員として「あなたは悪くないですよ」と伝える、共感する、相談者本人が自分の「認知の歪み」に

気づくことの大切さも知りました。(Bさん)

 

 

いつも感じますが、いのちの電話の相談員さんたちの熱意には頭が下がります。

少しでも「認知のゆがみ」というとらえ方をマスターされ、ひとりでも多くの相談者の「つらさ」に

解決の糸口を与えていただきたいです。

 

 

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研修参加者からこんなメッセージをいただきました

先日のSEPの初級研修に参加された支援者の方から、研修の翌日、個別にメッセージをいただきました。

 

この方の参加されたグループは他のグループよりも人数が少なかったため、

休みなくいろんな役が回ってきたのでお疲れになったのだと思いますが、

その分、あらゆる視点での学びが多く、ご本人の熱意と理解度も手伝って、

このような感想にいたったのではないかと思います。

 

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土日の研修ではお世話になりました。

今日、早速臨床心理士と打ち合わせし、知的が低いクライエントの方々に、

SSTから始めることにしました。

 

昨日(研修2日目)は流石にCグループは6名で、ファシリテーターから板書迄4役全てを

経験させていただきましたので、疲れましたが、今日の面談は確実に変化したと実感しました。

ありがとうございました!

 

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グループであれ、個別であれ、こんな風に学んだことを早速支援の場面で活用していただいている報告を

いただくととても嬉しいですね。

これを励みに、また次回の初級研修や中級研修もさらにブラッシュアップしていきます。

 

 

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第11回初級SEP実践者養成研修 開催しました

第11回初級 SEP実践者養成研修 開催報告

 

去る5月27,28日の2日間、WANA関西にてSEP実践者養成のための初級研修を

開催しました!

遠方から遥々いらっしゃる方も多いだけに、皆さま研修への意欲満々。

1日半というハードな研修スケジュールにも関わらず、最後まで本当に

エネルギッシュでした。

 

また、2日目の午後はワーク三昧で、実際にファシリテーターや板書係、

当事者役も体験していただきました。

ファシリテーターを体験することで、一度に複数の参加者に対応すること、

質問や言葉がけの難しさを再確認したり、

当事者や参加者役を体験することで、グループに癒されたり励まされたり

していく実感を得ることができます。

ワークを重ねるごとに、講義の内容がより腑に落ちていくような様子を

参加者の方々の表情から垣間見ることができました。

 

この初級研修での理論や基本を踏まえて、中級研修ではさらに

グループの進行の具体的な方法や、結果測定についてを学んでいきます。

 

2017年7月15,16日開催の第2回中級SEP実践者養成研修、ならびに

2017年10月7,8日開催の第12回初級 SEP実践者養成研修の受講を

希望される方は、

是非、「〇〇研修受講希望」とお名前、ご連絡先(中級希望の場合は

初級研修受講年も記載してください)

を明記して、labo@wana.gr.jp(担当:坂本)までご連絡ください。

   

 

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第8回 当事者向けSEP(自尊感情回復プログラム)冬期 開催要項

 

【現在、こちらの募集は締め切っております】

第8回 当事者向けSEP(自尊感情回復プログラム)冬期 開催要項をお知らせいたします。

 

第8回 当事者向けSEP(自尊感情回復プログラム)冬期 開催要項

 

家族からの暴力や虐待(言葉によるものも含む)など「育ちの傷」で、苦しんで来られた方を対象とした、

5日間のプログラムです(隔週、計8回来所 年に2回開催)。

人が環境から受ける影響には多大なものがあります。
不安や緊張が強く、否定的な考え方しかできない、対人関係がつくれない、
自己中心的なパートナーに苦しめられる、楽しみが見つけられない、
子どもが可愛いと思えない、そうした状態はあなたのせいではありません。
つらい過去により認知に偏りがあり、バランスのとれた考えをすることが難しいのです。

SEPでは一度受講すると一生役立つ「自己理解と認知修正法」を学びます。
医師や薬に運命を委ねるのではなく、自分で自分を変える方法を身に着け、
本来の自分自身を取り戻しましょう。
ファシリテーターは、この方法で自分を変え、人生を変えた藤木美奈子です。

【2018冬 開催予定】

●日程
プログラムはグループで実施されます。ファシリテーターは藤木美奈子です。

参加をご希望の場合、下記8回すべての土曜日に出席が必要です(やむを得ず変更されることがあります)。

1.無料説明会 (60分) 2018年1/13 午前11:00〜12:00 
2.個別面談 (ひとり40分×5名) 1/20 *心理テスト1回め
3.プログラム (90分×5回 全回13:30〜15:00)  
 1/27 自己理解と対人関係スキル
 2/10 認知と認知モデルとは
 2/24 認知の修正(理論)
 3/10 認知の修正(個別課題)
 3/24 認知の修正(個別課題)   *心理テスト2回め
4.フォローアップ (120分) 2018年 7/21 13:30〜*心理テスト3回め

・個別面談時とプログラム後に2回、効果測定のための心理テストがあります。
 この3回の心理テストの結果は、フォローアップ日に評価表とともに個別にお返しいたします。

●SEP受講料
個別面談からフォローまで8回(約11時間)計35000円(3回の心理テスト/資料代含む)
* 税込 37,800円

・1グループ5名前後としています。この回をご希望の方は受講料を説明会でお支払ください。
・面談でグループに適さないと判断された方には全額を返却します。
・当方の事情で開催ができなくなった場合、残金をお返します。
・それ以外の場合、一切の返金には応じません。

●開催場所    大阪市中央区 一般社団法人WANA関西
  (堺筋本町駅より徒歩7分 地図 http://www.wana.gr.jp)

●説明会参加希望の方へ
 必ず事前に  sep@wana.gr.jp  まで以下の項目をお知らせください。

1.お名前(フリガナ)
2.現在の居住地
3.連絡先(メール・電話とも)
4.年齢
5.参加の目的・理由(100字以内。詳細は個別面談でお聞きします)

・WANA関西からの返信メール(PC)を受け取れるように必ず設定をお願いします。
・数日待っても返事がない場合はご自身の端末で「ブロック」をされている可能性があります。

 お電話にて再度ご連絡ください。

 

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こんな読後感想をいただきました。

こんな感想をメールでお送りくださった方がおられます。

タイトルは「本を出版していただいてありがとうございました」と書かれていました。

 

3年越しの執筆、出版の後、若干疲れが出ていたのですが、こんなメールを受け取って、私こそ、心からありがとうを言いたいです。

 

これほど真剣に「変わりたい」と思われているなら、間違いなく、確実に、変われます。そして、次はあなたがこの方法で誰かを回復に導いてさしあげる番です。この「正の連鎖」を生む「行動」こそが社会を変えるのです。

必ずSEPを受けてに来てください。そのあとは、実践者養成研修でお待ちしています(F)。

 

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藤木先生へ

 

先生の出された新著「親に壊された心の治し方」を読ませていただきました。

1ページ目、1行目から私のために書かれた本だと思いました。

この本を出版してくださって本当にありがとうございました。

 

2回読みました。1度目はぐんぐん読んで、2度目は大事だと思うところをペンで引いて、付箋を付けました。しっかり吸収したいからです。そして、認知の修正、再構成を日常でしやすくするため、そこをメモしていつでもすぐに見てできるように持ち歩くようにしました。本も持ち歩いてまだまだ読み返します。

実際に本に書き込んだとき、読んでいるだけよりとても効果を感じられました。

 

粘り強く続けることが大事だと思います。ネガティブに感じてしまう長年のクセは強力なので、しばらくほっておくと戻ってしまうと感じます。これまでも「自己肯定感や自尊感情を大事にする」といったテーマの本を読んだりしてきたのですが、ここまで深くしみこむようなものは感じられず頭ではわかっているんやけど・・・。という感じでした。

 

私は、仕事が続かず、対人関係が苦手で、子育てはうまくいかず、夫ともすぐ口論になってしまうのが悩みでした。

自尊感情が低いといろんなことがうまくいかないのですね。

 

そのことがとても辛く、自分はなぜこんなに何もかもダメなんだろう、恥ずかしい、自信がない、人に本当の自分を見せられない、だから、何か自分以外の人が悪いことにしてきました。生きづらい人生でした。

 

今の気分はちょっといい感じです。まだ、対人関係に自信はないし、仕事が続いている状態ではありませんが、しんどさがありません。頭がちゃんと働いている感じです。

 

SEPを受講して自尊感情をもっと確実なものにしたいです。前回、メールをさせてもらったときは、まだ本を読んでいませんでした。受けられるとしても、次回のSEPプログラムは数か月先だろうからまだまだだなと思い、本を購入し自分で学んでみようと思いました。自分一人で本からここまで変化できるとは思っていませんでした。

 

いつか私のように苦しんでいる人の役に立つことがしたいです。私だからできることがあるのではないかと思い上がりもあるかと思いますが思います。長々とお読みくださってありがとうございます。藤木先生に感謝の気持ちをお伝えしたくて送らせていただきました

 

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2017年 研修・講演情報

【2017年】 講演・研修

 

1/16 【大阪】全国地域生活定着支援センター協議会 現任者等スキルアップ研修

      「女性・依存症ケースにかかる支援業務」

 

1/18 【高知】こうち人づくり広域連合 講演(市町村職員向け)

      「DV被害者は男女同数? −この研究から何が見えるか 」

 

2/25 【岡山】津山男女共同参画センター「さん・さん」講演(一般向け)

      「傷つけあう家族  〜DV・虐待を乗り越えて〜」

 

6/18 【大阪】関西いのちの電話 全体研修会(電話相談員向け)

      「親に壊された心の治し方」

 

7/22 【大阪】大阪府看護協会 小児虐待予防研修(職員向け)

          「面前DVと心理的虐待 〜体験を通しての支援方法を学ぶ〜」

 

9/6  【大阪】堺市役所健康福祉局 相談機関研修(支援者向け)

      「なぜ上手く生きられないのか〜『育ちの傷』を理解する〜」    

 

【2018年】

1/17 【大阪】堺市役所健康福祉局 相談機関研修(支援者向け)

予定     

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初級 SEP実践者養成研修

新刊本の反響や講演でSEPに関心を持って下さる方が多くいらっしゃり、

おかげさまで、5月27,28日に開催予定の第11回初級 SEP実践者養成研修のお申込みが定員に達しました。

他の業務の都合や研修施設のキャパの問題もあり、なかなか全ての方のご希望に添えず、申し訳ございません。

 

つきましては、2017年10月7,8日に次回のSEP実践者養成研修を開催いたしますので、

今回お申込みが間に合わなかった方、ご関心がおありの方は是非こちらにお申込みください。

 

お申込みは、表題(件名)を「SEP研修参加希望」としていただき、参加希望者のお名前

必ず記載の上、labo@wana.gr.jpまで。

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おめでとう、心から。やっと歩き出した君へ

2/15、朝日放送の社屋に向かおうとしていたJR環状線のホームでLINEをひとつ受け取った。

T君のお母さんからだった。「Tが、大学受かったんです!」・・・やったなあ。

 

T君は2年前、Maluhia(WANA関西が運営している精神障害者の自立訓練所)の訓練生だった。

幼い頃から両親間で繰り返される面前DVで、恐怖のどん底に突き落とされる生活。

T君は11歳で学校に行けなくなった。それからは自宅にひきこもり、

両親の離婚後は、今度は自分が家族に暴力をふるうようになった。

 

お母さんに付き添われて私の目の前に現れたT君は18歳になっていた。

瞳の奥に人生への絶望が見えた。

 

私は彼と寸暇を見つけて熱い議論を繰り返した。父親のこと、夫婦のこと、そして暴力とは。

そこで彼はこんなことを言った。

「何をしてる時も、『お前は何をやっているんだ』という声が頭の中で鳴り響いている」

また、「自分は偏見の塊だ」とも。そう、それは自分自身に向けられた刃だった。

そしてこうつぶやいた。「普通になりたい」と。

 

体力がない彼に朝起きる力をつけるために、スタッフが毎朝自宅まで送迎にも行った。

私は彼を当時、教鞭をとっていた大学の授業にも連れて行った。

おおぜいの学生の中で、T君はポツンと座って私の講義を聴いていた。

 

半年後、T君はなぜかMaluhiaに来なくなった。

そのあと、受験勉強を始めたとどこかで聞いた。

 

あれから1年半、見事大学合格の知らせ。

8年間の時を経て、彼はやっとどこかに向かって動き出すことができたようだ。

彼には自分の苦しみを受け止めてくれる、家族でない大人が必要だったのではないか。

絶望を希望に変えた経験を持つ誰かと出会い、

「君もできるよ」と言われたかったのかもしれない。

 

T君もえらいけど、お母さんもえらかった。

DVの中、そして離婚後も、働いて、働いて、君と暮らしを守りつづけた。

彼女はずっと君の味方だったよ。

受験がすべて終わったら、2人を祝福に行くからね。

その日は暖かいといいなあ。

 

寒い寒い2月もまもなく終わる。

親に心を壊されたひとりの若者の心にも、ようやく春が訪れた。

長い、長い、冬だったね。

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自尊感情回復プログラムSEP 実施状況
【当事者向け】 ●一般SEP…大阪市中央区のWANA関西内で実施する一般の方向けのSEP(年2回) ●施設SEP…母子施設内で実施しています(年2回) *参加ご希望の方は、Eメール sep@wana.gr.jp へご連絡ください 【支援者向け】 ●初級研修…初めての方へ。SEP基礎理論とファシリテーション体験(年2回) ●中級研修…初級を受けた方へ。認知修正とファシリテーショントレーニングが中心です(年1回)。 ●スタートアップ研修…SEPを始める方へ、ツール付のスターターセット研修(不定期) ●SEP研究会…SEPを実施している方の勉強会です *参加ご希望の方は、Eメール labo@wana.gr.jp へご連絡ください
【2日間】第13回 初級 SEP支援者養成研修
【参加者募集】 ●日程 2018年5月19日(土)13:00 -17:30 /20日(日)10:00-17:00 (予定) ●会場 大阪市中央区 一般社団法人WANA関西(ワナカンサイ)  ●研修費 36,000円(税込)テキスト・資料代含む ●対象 行政・福祉・心理・教育・司法・地域など各領域で対人支援技術を必要とする方 ●参加希望者はEメールの表題(件名)に「SEP研修参加希望」と書き、参加希望者のご氏名を labo@wana.gr.jpまでお送りください ★必ずPCからEメールを送り、こちらの添付書類が受け取れるようご設定ください。
お待たせしました! 待望の藤木の新作、発売!
『親に壊された心の治し方〜育ちの傷から解放される方法がわかる本』2017年1月23日発売 講談社 やっと発売されました。どうか皆さん、ぜひ書店で手にとってくださいね。そしてちょっと「気がかりな」あの人へのプレゼントにいかがでしょうか? 「育ちの傷」による負の連鎖の断ち切りを全国に広め、幸せな笑顔を増やす活動を、さあ、あなたから。
【2日間】第3回 中級 SEP実践者養成研修
●日程 2018年2月17日(土)13:00〜17:30 / 18日(日)10:00〜17:00(予定) ●会場 大阪市中央区 一般社団法人WANA関西(ワナカンサイ)  ●研修費 計36,000円(税込)  ●対象 対人支援に関わる方で、初級研修をすでに受講された方のみご参加いただけます。 ●参加希望者はEメールの表題(件名)に「SEP研修参加希望」と書き、参加希望者のご氏名を labo@wana.gr.jpまでお送りください ★必ずPCからEメールを送り、こちらの添付書類が受け取れるようご設定ください。
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